Evolution of Shipping
未来革新
Future Innovation

仲間とともに、船員を育て、
働きやすい環境を創造する

株式会社イコーズは、内航海運業界の課題に立ち向かうべく船出を切った、挑戦者たちの集合体。
そのチャレンジスピリットは、業界の垣根を超えてたくさんの仲間を引き寄せ、
ひとつの会社では成し得ないことも次々と形にしてきました。
誰かがやらなければ、何も変わらない。
でも、行動を起こせば、何かが変わる。
内航海運業界の理想の未来をめざして、志でつながる仲間たちとともに、時代を変える未知の航海を続けています。

未来革新
黄色のピン
スマートアシストシップ
SIM-SHIP
青色のピン
赤色のピン
内航ミライ研究会
海洋共育センター
緑色のピン
陸上監視支援センター

船員を育成する


一般社団法人海洋共育センター


海洋共育センターは、内航船員不足という課題に業界全体で取り組むため、イコーズなど300社の内航海運事業者が集まって、船員の確保とキャリアアップ、事業者の経営力向上をテーマにさまざまな事業を展開しています。特に、会員が共同して6級海技士を養成する「船乗り養成講座(6級海技士短期養成講習)」では、年齢や経験を問わず誰でも短期間で船員の国家資格を取得できる、民間完結型の画期的なしくみを構築。イコーズはこのしくみを利用して、海技資格を持たない一般学卒者の採用と育成に力を入れています。イコーズ入社後に資格を取得し、船長までキャリアアップする船員も誕生するなど、海洋共育センターはイコーズの人財育成に欠かせない存在となっています。

海洋共育センターロゴ
技術

技術開発を行う


一般社団法人内航ミライ研究会


内航船員を育成するしくみが整ったら、次は船員が働きやすい職場環境づくりです。有志50社で2019年に発足した内航ミライ研究会は、労働環境の改善・簡素化・合理化につながる新技術の開発を目的に、船主や船舶メーカー、設計会社など幅広い業種のメンバーが知恵や技術を出し合って、理想の未来をあらゆる角度から研究してる団体です。その研究成果を最初に披露したのが、2021年に竣工した次世代省力化船「スマートアシストシップ(りゅうと)」。陸上からの遠隔監視や荷役の遠隔操作システム、離着桟アシスト機能などを搭載して運航実験と検証を重ね、次世代内航船の基本コンセプト「SIM-SHIP(シム-シップ)」を導きました。2023年に第1号の「SIM-SHIP1 mk1(國喜68)」、2024年にはさらに省エネと船員の労務負荷低減を追求した第2号の「SIM-SHIP1 mk2(ちゅらさん)」を発表し、革新的な研究開発を続けながら、これからの内航船のあるべき姿を形にしています。

一般社団法人内航ミライ研究会ロゴ
船舶

成果(船舶)を普及する


株式会社SIM-SHIP


2024年4月、内航ミライ研究会から新会社が誕生しました。内航ミライ研究会の先端技術と研究成果を基盤とする機器や次世代内航船「SIM-SHIP」の販売と、船主のニーズに合った次世代内航船のコンサルティングを行う「株式会社SIM-SHIP」です。2024年12月に竣工した「SIM-SHIP1 mk2(ちゅらさん)」は、スケールメリットが期待される量産型SIM-SHIPのモデルで、高い安全性に加えてエネルギーとCO2の削減、労働環境改善と省人化を可能にする、環境にも船員にもやさしい最新鋭の内航船です。内航ミライ研究会の革新的な技術の普及が、内航海運業界の未来をどう変えていくのか、SIM-SHIPの活躍が注目されます。

一般社団法人内航ミライ研究会ロゴ
実験船

研究成果の検証


スマートアシストシップりゅうと


グループ船である次世代省力化船「スマートアシストシップりゅうと」は、小型内航船が抱える人手不足や技術継承といった課題を、内航ミライ研究会が開発した最新のデジタル技術によって解決に導く実験船です。操舵室から遠隔で荷役作業ができる「集中荷役遠隔システム」、陸上からの遠隔監視を可能にした「遠隔監視システム」、高度な技術が求められる離着桟作業を容易にする「離着桟支援システム」を搭載しており、労務負担の軽減や作業の効率化、ヒューマンエラーによる事故防止などに貢献しています。2021年の就航以来、実際の商業航海ルートを運航しながら、安全性や効果の検証、最新機器へのアップデートや実証実験を繰り返し、持続可能な物流の実現に向けて進化し続けています。

「シップ・オブ・ザ・イヤー2021小型貨物船部門賞」受賞
一般社団法人内航ミライ研究会ロゴ
SPEC(仕様)
船名 りゅうと
船種 苛性ソーダ積載船
船主 イコーズグループ会社
建造会社 本瓦造船株式会社
竣工年月日 2021年5月31日
Lpp × B × D – d:40.0m × 8.0m × 3.35m - 3.1m
総トン数(G/T) 196t
速力 10.5ノット
主機 6EY17W 749kW(1018PS)
積載貨物 苛性ソーダ、塩化カルシウム溶液
特徴的な艤装品 集中荷役遠隔システム、離着桟支援システム、陸上監視システム、トップサイドタンク付きカーゴタンク、船首尾スラスタ、DIMW、ミリ波レーダー、ISOデータサーバ、アラウンドビューモニター
船名 りゅうと 総トン数(G/T) 196t
船種 苛性ソーダ積載船 速力 10.5ノット
船主 イコーズグループ会社 主機 6EY17W 749kW(1018PS)
建造会社 本瓦造船株式会社 積載貨物 苛性ソーダ、塩化カルシウム溶液
竣工年月日 2021年5月31日 特徴的な艤装品 集中荷役遠隔システム、離着桟支援システム、陸上監視システム、トップサイドタンク付きカーゴタンク、船首尾スラスタ、DIMW、ミリ波レーダー、ISOデータサーバ、アラウンドビューモニター
Lpp × B × D – d:40.0m × 8.0m × 3.35m - 3.1m